Marie, the Doll

ジャンヌ・グーピル／アンドレア・フェレオル

両親を亡くし祖父母と暮らす17歳の孤児マリー（ジャンヌ・グーピル）は精神的に未熟で、まるで人形のような現実感のない美しさを持っている。ある日、マリーは骨董品店を訪れ、裕福な人形収集家のオーナー、クロードと出会う。クロードは人形に異常な執着心を持っており、人形のように美しいマリーに魅了される。二人は結婚するが、クロードはマリーを一人の人間としてではなく人形のように扱う。彼はマリーに人形のような衣装を着せ屋敷に招き入れるが、本当の肉体的な親密さや愛情は拒絶した。マリーは当初、クロードからの贈り物や豪華な生活に満足するが、次第にクロードが不在がちになり、彼が必要とする愛情やスキンシップが得られないことに深く苦しむようになる。そんな中、農場で働く男性セルジオや屋敷に出入りする女性イダ（アンドレア・フェレオル）との交流を通じて、マリーは自身の肉体的な欲求や人間的な感情に目覚め始める。しかし、クロードの偏執的な扱いは続きマリーの苦悩は頂点に達する。ある時、マリーに欲情したセルジオが彼女を襲いレイプしようとするが、マリーは彼をナイフで刺して逃げ出す。

これは1976年の作品ですな。というわけで今週は1970年代特集でしたな。